伝記:
艮斎は幼時から学を好んだ。16歳で今泉家に婿養子に入ったが、妻と合わず1年ほどで去る。17歳のとき発憤して江戸に上り、林述斎・佐藤一斎らについて苦学した。文化14年、24歳で、神田駿河台に塾を開く。
41歳のときに著書『艮斎文略』で大いに文名があがり、43歳で二本松藩儒となる。このころ渡辺崋山、高野長英ら、蛮社のメンバーと親交があったことが知られている。
嘉永4年、61歳で幕府儒官・昌平黌教授となる。
学識をしたって入門を請うものが跡を絶たず、門人は二千人をこえたといわれる。門人の中から、栗本鋤雲、小栗忠順、川路聖謨、岩崎弥太郎、中村敬宇ら逸材が輩出した。
2002年6月30日公開。